John Brim

John Brim has consistently shown through his music
that he is truly a BLUES LEGEND !


John Brim with Tough Time Boys
Jake's Blues
(Anna Bea Records ABCD 499)

  1. Tougher Times
  2. Walkin' With Grace
  3. What May Be Your Name
  4. You Put The Hurt On Me
  5. I Just Got To Know
  6. Dedicated To Grace (Part 1)
  7. Boogie Home
  8. No Place I Go
  9. Hey Baby
  10. Movin' Out Too
  11. Dedicated To Grace (Part 2)
  12. Oooowee
  13. (Grace Brim singing)

Vocal and Guitar,

John Brim

Guitar,

Billy Flynn

Guitar,

Jan Arenas

Harmonica,

Rick Gerek

Bass,

P.T. Pedersen

Drums,

Matt Liban

試聴は、こちら


1950年代のシカゴブルース・シーンで、「アイスクリーム・マン」を始めとした数々の傑作を作り出してきたジョン・ブリムが、7年振りにニュー・アルバムを発表した。
前作では、ボブ・マーゴリンを始めとした一線級のバックアップ・ミュージシャンを起用していたが、今回は彼のツアー・バンド「タフ・タイム・ボーイズ」を従え、息のあった演奏を披露している。
この「タフ・タイム・ボーイズ」だが、ギターのビリー・フリン以外は、ほとんど無名と言っていいだろう。私自身も初めて聞く名前が並んでいる。しかし、ドラムのマット・リバン(ジム・リバンの息子)は、今やケニー・スミスと並び、強力なバック・ビートの名ドラマーとしてシカゴとその周辺で名をあげているし、その他のメンバーも、驚くほどの実力者揃いだ。まさにウィスコンシン・オールスターズといった布陣である。

ヴェテラン・ブルースマンのアルバムというのは、得てして過去のヒット曲の焼き直しというのが多いものだが、本作では、1曲を除き全てこのアルバムのための書き下ろしだ。このことからも、ジョンと彼のバンドの、このアルバムに対する意気込みを感じることが出来る。ライナーには、曲毎のコメントも書かれているので、ぜひそちらの方も参照していただきたい。
また、ややもすると一本調子になりがちのこの手のアルバムだが、本作では「タフ・タイム・ボーイズ」のインスト・ナンバーを挟み込み、トータル的にもとても聴きやすく、よく考えられた構成だと感心させられた。

このアルバムは、1999年に亡くなった、グレース・ブリムに捧げられている。彼女は、ジョンの友人であり相棒であり妻であった人だ。ライナーに書かれている彼女への文章は、短いけれどグレースに対する大きな愛が感じられる。

" As soon as we start talking about the music, there has to be a paouse. A big part of this recording was done 'with an empty feeling in our hearts,' In June of 1999, Grace Brim, John's friend, partner, and wife of 52 years passed away. Grace Brim was a drummer, singer, (loved to fish) and helped pen many of John's classic songs. Grace, we miss you. "

アルバムの最後には、ボーナス・トラックとして、彼女の歌も収録されている。

最後に、ジョン・ブリムのコメントを掲載しておこう。

" I hope you like my music, the boys and I played real hard and had a lot of fun making this CD "

有名ブルースCD取扱店で発売しています。
また、apple Jamさんでは通信販売をしています。
メールにてお問い合わせ下さい。


John Brim
Authorized Blues (his Random and JOB Recordings)
(Anna Bea Records ABCD 451)

  1. Dark Colouds
  2. Lonesome Man Blues
  3. Going Down The Line
  4. Young And Wild
  5. Love My Baby
  6. Trouble In The Morning
  7. Humming Blues
  8. Hard Pill To Swallow
  9. Drinking Woman
  10. Don't Leave Me
  11. Moonlight Blues
  12. Moving Out
  13. You Put The Hurt On Me

試聴は、こちら


新作の発表と同時に、彼のRandomとJOB時代の作品(1951-52録音)もCD化された。ルーズベルト・サイクスやサニーランド・スリム、ピート・フランクリンらをバックにした珠玉の作品集である。特にRandom録音は、世界初CD化という快挙である。
さらにボーナス・トラックとして、彼が1971年に自己レーベルのBBから発表したレアな2曲も収録されている("Chicago Blues Session vol. 12 John Brim and Pinetop Perkins" Wolf 120.858 CDにも収録)。

有名ブルースCD取扱店で発売しています。
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(1) Dark Clouds-1 Random 201
(2) Lonesome Man Blues-1 Random 201
(3) Going Down The Line-2 Random 202
V-1/g with Gracie Brim, v-2; Roosevelt Sykes, p Chicago, 1951

(4) Young And Wild
(5) I Love My Baby
(6) Trouble In The Morning JOB 110
(7) Humming Blues-1 JOB 110
V/g with Sunnyland Slim, humming-1/p; Moody Jones, b. Chicago, 27, Sep 1951

(8) Hard Pill To Swallow-1,4
(9) Drinking Woman-1 JOB 1011
V-1/g with Grace Brim, v-2/hca-3/d; Sunnyland Slim, p; Prob Eddie Taylor, g-4; unk b. Chicago, 22 Aug 1952

(10) Don't leave Me
(11) Moonlight Blues
V/g with Ernest Cotton, ts; Sunnyland Slim, p; Pete Franklin, g; Big Crawford, b; Alfred Wallace, d. Chicago, late 1952

(12) Moving Out
(13) You Put The Hurt On Me
V/g with John Brim Jr., g/b; Grace Brim, d. 1971


ジョン・ブリムのさらに詳しい経歴は、こちらのページを参照下さい。

なお、ジョン・ブリムのインタビューが、Living Blues Magazine No.118に掲載されています。その日本語訳が、Blues & Soul Records誌No.32に掲載されていますので、併せてご覧下さい。


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