January 22, 2004
自宅にて
Photo by Masaki Rush

オーティス・ラッシュ夫人マサキさんからの協力を得て、最新情報をお送りします。

■ Chicago Blues Festival 2001発売!

2001年シカゴ・ブルース・フェスティヴァルでのライヴを、マーティン・スコセッシ【The Blues Movie Project】3作目となる『Godfathers and Sons』を監督したマーク・レヴィンが撮影、そこからの音源を世界初でCD化。

「これは僕の地元シカゴで録られたライヴなんだ。日本のファンに最初に聞いて貰えることになって嬉しいね。皆さんは僕の家族みたいなものだから。しかもPヴァインからのリリース、とても興奮しているよ。みんなブルースを愛してくれてありがとう!」

オーティス・ラッシュ

(2009年3月18日記)


■ Otis Rush Marker Ceremony

ミシシッピー・ブルース・コミッションによる「ブルース・トレイル」が進められている。
これは州内にあるブルースに縁のある場所にマーカー(記念碑)を建てるプロジェクトだが、昨年12月6日にオーティス・ラッシュの故郷ミシシッピー州ネショダ群フィラデルフィアに彼の功績を称えるマーカーが建てられ、除幕式が行われた。
シカゴから駆けつけたオーティスは、マサキ夫人、娘のリナさんとボーイフレンドのマイクさん、そしてお孫さんのナイマちゃんと式典に参加し、遠くはヨーロッパからも駆けつけた多くのファンと共に歓びを分かち合った。

オーティスは語る。

「ミシシッピー州とこの街の人々に評価され本当に光栄です。汽車に飛び乗りシカゴに向かった15歳のあの日から長い年月が経ったけど、故郷の思い出は今も脳裏に焼き付いています。この街で初めてギターを手にし、自分が音楽を演れることを発見しました。初めてブルースを聴いたのも、それが自分の人生を掛ける音楽だと知ったのもこの街でした。音楽のお陰でどんな苦難も乗り越えられました。ミシシッピーで得たこの音楽を、私は世界中に届けてきましたが、それで他の誰かがギターを手にするきっかけになったこともあるでしょう。このマーカーが私のストーリーを伝えると共に、この街のことも伝える手助けになると嬉しいです。関係者各位、そして大切な妻マサキ、娘のリナとソフィアに感謝します」

記念碑には「ブルースはオーティス・ラッシュによって芸術的頂点に達した」と記されている。

写真はこちらから。

ミシシッピー・ブルース・トレイル

Rush Honored by Home State

Blues legend Rush to return for ceremony

EDITORIAL/Welcome home, Otis Rush

追記(江戸川スリム)

ミシシッピー州フィラデルフィアは、ジャクソン空港から約1時間30分の距離。
Pearl River ResortのGolden Moon Hotel & Casinoに宿泊すると、ホテルのリムジンバスがエアポートまで往復の送り迎えをサービスでしてくれます。
また、ホテルからオーティスお気に入りのThe Cole Houseにもご案内して下さるとのことです。
Community Development Partnershipで調べますと、フィラデルフィアのことが詳しく載っています。

オーティスのMarkerが立っているダウンタウンのアドレスは、
256 W. Beacon St. Philadelphia, MS
Tel: 601-656-1000です。

私もいつの日か訪れてみたいです!!


■ Otis Rushからのメッセージ

Hey Everyone,

I am so glad and grateful for each and everyone of your reply and responses on the site. It is so good for me to have such wonderful people in my life. You guys are the best. I never thought I would have so much support. I very simple so this is a lot to handle. Very humbled by all of your kind words. Thank you very much.

Now if I can get Masaki off my back she can give anyone the BLUES, ha ha ha Thanks you guys gotta exercise!!!


Love,

Otis Rush

(2008年2月21日記)


■ Otis Rushからのメッセージ

Hey Everyone,

It's Otis here. I just wanted to take a moment to let you guys know that I'm thinking about all of you. Thanks for all your support and love. I miss my music so much and hope that I'll get better sooner than soon. You guys are the best and in my heart.

Best Wishes,

Otis Rush

(2005年8月8日記)


■ Birthday Party


May 11, 2005
Otis with friends
Dan Bacon (from left), Masaki Rush, Marie Dixon and Otis Rush
Photo by James Fraher

オーティス・ラッシュ70歳を祝うパーティーの模様は有吉須美人の日記でも紹介されている。
(diary→Archives→2005年5月→5月11日参照)
その日記の中で「記憶の歴史に残る素晴らしい誕生会」と記されているように、偉大なるブルースマン、オーティス・ラッシュに対するリスペクトが溢れた素晴らしい催しだった。

この日はオーティスにとってもシカゴ市にとっても記念すべき日となった。
オーティス・ラッシュの実際の誕生日は1935年4月29日(多くの資料で1934年生まれとなっているが、1935年が正しい)だが、シカゴの宝でもある彼の70歳の誕生日を盛大に祝おうという話が進み、シカゴ市スペシャル・イヴェント課の後援でシカゴ・ブルース・フェスティバルのプレ・イヴェントとして5月11日に行われることとなった。
そして、パーティーの途中でシカゴ市を代表してスペシャル・イベント課のバリー・ドリンズ氏からアナウンスがあり、この日を「Otis Rush Day」とすることが正式に伝えられたのだ!

文字通り世界中から多くの人が集まり、普段は「お仕事」という感じのミュージシャン、わけてもギタリスト達が人が変わったような演奏を繰り広げた。
例えるならば、マイルスの前で演奏するジャズマン、ショパンの前で演奏するピアニストのようなもの。
「神様」を前に、皆の純粋な気持ちがそのまま音になって出てきたというところか。
最初から終盤のジャムまでものすごいテンションで、終わった時は出演者も観客も虚脱状態になっていたとのこと。

会場となったバディ・ガイズ・レジェンドのマネージャー、ブライアン・ファッデンの
「That was the night we will talk about for a long time」
という言葉が全てを物語っていると言えよう。

(2005年8月1日記)


■ 気になる体調は?


July 17, 2005
Carlos Johnson and Otis Rush
Photo by Masaki Rush

まずは上の写真をご覧いただきたい。
これは、マサキさんの誕生日を祝ったディナーでのひとこま。
見よ!この笑顔!!
煙草をやめてふっくらしたカルロスに比べて、若干やせたようにも見えるが、マサキさんによると以前が太り気味だっただけでベストの体重という。
糖尿病もすっかり克服し、体調はすこぶる良好とのことだ。
脳梗塞の方は順調にリハビリを続け、話をする方はほぼ問題ないぐらいに回復。
何よりも嬉しいのは再びギターを手にしているというニュースだ。
母の日にはギターを弾いてマサキ夫人に「オール・ユア・ラブ」をプレゼントしたとのこと。
カムバックに向けて着実に前進している様子が窺える。

(2005年8月1日記)


■ 映画「Devil's Rejects」に出演!

ヘビー・メタル界の風雲児ロブ・ゾンビが制作したホラー映画「マーダー・ライド・ショー」の続編がこの「Devil's Rejects」。2005年7月22日に全米公開され既に興行成績はトップ10入りしており、サントラもかなりの売れ行きを示しているという。
問題のシーンは、モーテルの部屋で女性三人がテレビを見ている場面。そのテレビから流れているのが、1962年のAmerican Folk Blues Festivalでの"I Can't Quit You Baby "だ。
監督のロブ・ゾンビがオーティスの大ファンであることから実現したシーンだが、主役の三人のうちの一人に「オーティス」という名前を付けるほどの念の入りようだという。
なお、サントラ盤にはコブラ録音のオリジナル・テイクが使われている。

(2005年8月1日記)


■ ライブDVD/CD発売

今年末から来年にかけて2枚のDVDとLive CDの発売が予定されている。
1枚は1986年Montreuxの映像。こちらは早くて2005年の秋か遅くても2006年の1月までには発売される予定。
もう1枚は1996年同じMontreuxの映像。Live CDは1976年シカゴでの演奏。こちらは2006年の春から夏頃になる予定だ。
プロデューサーは、ジミ・ヘンドリックスやAmerican Folk Blues Festivalシリーズを制作したJohn McDermott氏。
彼もオーティスの大ファンで、今回のプロデュースを買って出たとのこと。

(2005年8月1日記)


■ カルロス・サンタナとの交流

サンタナは、常々「オーティスとマイルスとコルトレーンを毎日聴いている」と言っているほどのオーティスの大ファンである。
5月11日の誕生パーティーにも参加したがっていたが、自分のツアーと重なり泣く泣く諦めたという。
代わりに贈られてきたゴージャスな白いバラの花束とメッセージカードを読んだ時は、マサキさんの胸は一杯になり思わず涙がこぼれたとのこと。仏教を信仰するサンタナは、花のアレンジにも気を配りオリエンタルな雰囲気が漂っていた。
メッセージは"Dearest Mr. Otis Rush, Thinking Of You..."から始まり、"With Love, Deepest Respect & Admiration"で締めくくられていた。その内容はオーティスへの熱い想いで溢れており、感動したマサキさんはサンタナ本人の代わりに花束をステージに置いたということだ。

彼とオーティスの再会は7月2日に行われたシカゴのイベント「テイスト・オブ・シカゴ」のサンタナのステージで実現した。
楽屋入りしたオーティスは、出番までの数時間をサンタナと過ごしたという。
ステージでは、彼の代表曲「ブラック・マジック・ウーマン」の途中に「オール・ユア・ラブ」を織り交ぜ、何度も「マイ・ヒーロー!」と観客に紹介したサンタナ。
何とも心温まるエピソードではないか。

(2005年8月1日記)


■ 未発表ライブCD発売決定!

1976年シカゴのクラブ "Wise Fools" での未発表ライブ音源がデルマークから2005年11月15日に発売されることが決まりました!
詳しいことが分かり次第、ここでお知らせします。

(2005年8月20日記)


■ Otis Rush「All Your Love I Miss Loving-Live at The Wise Fools Pub, Chicago」(邦題:オール・ユア・ラヴ / 激情ライヴ!1976)

遂に出ます!1976年シカゴのクラブ "Wise Fools" での未発表ライブ音源です。
DELMARKからは2005年11月15日、P-VINEからは11月18日発売予定です。

凄いです。凄すぎます!
この時期のオーティス・ラッシュは何かと批判が多いのですが、このライブは熱気が違います。
「Cold Day in Hell」の発売記念ライブでの録音らしいのですが、ラジオ局に一部配布された後は倉庫に眠っていた作品です。

(2005年10月22日記)


■ Rush & Friends-Live at Montreux 1986

お待たせいたしました!
以前、このページで予告した1986年モントルーでのライブDVDとCDが発売になります。
タイトルに& Friendsとあるように、ゲストでルーサー・アリソンとエリック・クラプトンが参加をしています。
しかし、何と言ってもオーティス自身が絶好調!これは見逃せません!!
2006年3月21日にEagle Rock Recordsから発売となりますが、国内盤のリリースも予定されています。
ご期待下さい!!

(2006年3月12日記)


■ ライヴ・アット・モントルー 1986 feat. エリック・クラプトン&ルーサー・アリソン

OTIS RUSH & FRIENDS
ライヴ・アット・モントルー 1986 feat. エリック・クラプトン&ルーサー・アリソン
Live At Montreux 1986 (DVD)

国内盤が6月21日に発売となります。
US盤はリージョン1のために日本製のプレイヤーでは再生できません。

ビデオアーツ・ミュージック

(2006年5月19日記)


■ オーティス・ラッシュ / ザ・コブラ・シングルズ〜コンプリート復刻盤セット

OTIS RUSH: The Cobra Singles
完全限定500セット
2006年9月発売予定
品番: PLP-6080/7
定価: 8,400円

オーティス・ラッシュのアナログ・7インチ・レコードを復刻。しかもボックス・セットで発売されるのは世界初!
ラッシュがコブラ時代に発表した8枚全てのシングル盤を復刻。1956年のデビュー作「アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー」を含む全16曲がドーナツ盤で聴ける!
あのコブラのロゴが美しいオリジナル・レーベル・デザインを再現。眺めているだけでも嬉しくなってきます。

以上、P-VINEのwebからの転載です。

ブルース・インターアクションズ

(2006年8月11日記)


■ オーティス・ラッシュ公式サイトがオープンしました!

世界中のファンが待っていたオーティス・ラッシュの公式サイトが遂に完成。
是非ご覧下さい。

http://otisrush.net/

(2006年9月11日記)


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2005-2008 by Hiroshi Takahashi