Walter Horton

強烈ブロウに吹き飛ばされるな、の巻

 


のっけからブートレグの話題で恐縮だが、「American Folk Blues festival」と「Big Walter Horton/TV Special 1970's」という2本のビデオは、私の宝物だ。
前者では、J.B.ルノアーに紹介されて、ホートンが登場するのだが、これがまた凄い。いくらフレーム外でマイクが追っているとは言え、その生音の大きいこと。始めて見たときには、手に汗にぎり食い入るように見入ってしまった。
後者は70年代に入ってから、ロニー・アールのバンドを従えてのTVライブだが、こちらはアンプリファイド・ハープをプレイする彼の姿を見ることが出来る。途中のインタビューのシーンでは、ホートンがたばこを吸うと、ロニー・アールがすかさず灰皿を差し出し、演奏中にも、ホートンが汗をかけば、タオルで拭いてあげる献身振りである。いやー、私も彼の汗を拭く役をやりたかった!!

実は、私のアイドルとなる人は、第一印象の悪い人が多い。
このホートンも、当時リトル・ウォルター命だった私には、あまり良い印象はなかった。何といっても、ドタバタなバックと生ハープという組み合わせが、どうにも我慢できなかったのである。
ところが、ジョニー・シャインズの「Evening Sun (Shuffle)」(「Robert Jr. Lockwood And Johnny Shines」(P-VINE PCD-24051)に収録)を聴いて、その印象が180度ひっくり返った。
3コーラスに及ぶイントロのハープ。そしてシャインズの歌にからむオブリガード。ラストを締めくくる、コンパクトで効果的なハープ・ソロ。テクニック・音色・フィーリング、どれを取っても100点満点!まさにブルース史上に残るハープの名演であると断言してしまいたいほどだ。
その後、ジミー・ロジャースの「Walkin' By Myself」のハープがホートンだということも知り、ますます彼にのめり込んでいってしまった。いまでは、私の好きなハーピストの筆頭格として君臨しているのである。
というわけで、このホートンさん。いまなら比較的まとめて聴くことが出来るので、手遅れにならないうちに紹介していこう。


ビッグ・ウォルターこと、ウォルター・ホートンは、1917年(または18年)4月6日に、ミシシッピー州ホーン・レイクという街で生まれた。この街は、ミシシッピーの中でもテネシー州との州境に近く、メンフィスとは至近距離であった。少年時代には家族と共にメンフィスに引っ越したらしく、多くのブルースマンが経験した農作業はやったことが無いという。
テネシー州のメンフィスは、いわずと知れた中南部の音楽の中心地である。また、多くの個性的なハーピストを排出したことでも有名である。ジェッド・ダヴェンポート、ウィル・シェイド、ジェイバード・コールマンなど、並べたら切りがないほどの名手が大活躍をしていたのだ。
ホートン自身も5歳の頃からハープを始め、独学でマスターしたといっているが、ビールストリートのはずれのW.C.ハンディ公園に行けば、多くのミュージシャンの演奏を容易に聴くことが出来た。後年のプレイを聴くと、これらの名手達から多くのことを学んだことは容易に伺われる。
10歳の時には、早くもメンフィス・ジャグ・バンドとレコーディングを経験したとされている。確かに、27年6月に彼らが録音した「Sometime I Think I Love You/Sunshine Blues」(「Memphis Jug Band Vol.1」(Document DOCD-5021)に収録)には、Shakey Walterとクレジットされているが、ホートン本人とは確認されていない。
その後、マ・レイニー・ショウと共に旅に出たり、南部一帯の多くのブルースマンと活動を共にしたらしい。その中には、エディ・テイラーや、ハニーボーイ・エドワーズ、フロイド・ジョーンズらも含まれるという。それらの経験の中で、彼は多くのことを吸収していったのであろう。ロバート・ジョンソンの例を出すまでもなく、当時のブルースマン達は、街角やクラブで、聴衆のありとあらゆるリクエストに応えなければならなかった。亡くなるまで、彼の重要なレパートリィであった「ラ・クカラチャ」はメキシコの民謡だし、彼の吹くフレーズの端はしに、青年時代に吸収した様々なジャンルのエッセンスを感じ取ることが出来る。

そんな彼の初録音は、1939年リトル・バディ・ドイルのセッションでの事といわれている。ドイルはリトルの愛称の通りの小男で、盲目であった。ドイルとホートンは、時折サニーランド・スリムをまじえた3人でメンフィス近郊などで演奏していたが、その年の6月に行われたレコーディングでホートンを起用したらしい。全部で10曲を録音しているが、その内の7曲が「Memphis Harp & Jug Blowers」(BST Records BDCD-6028)で聴くことができる。しかし、彼の独特のスタイルは確立されておらず、音だけでは、彼と断定することは難しいであろう。

Memphis Harp & Jug Blowers
(BST Records BDCD-6028)

1940年にホートンはシカゴへと足を伸ばし、その後の10年間は、メンフィスとシカゴを行き来しながら、ストリートで演奏し、日銭を稼ぐ生活をしていた。
そんな彼を再発見したのは、当時、レコーディングの機会に恵まれない、南部の黒人ミュージシャンを録音するためにスタジオを建てたばかりの、サム・フィリップスという元ラジオ・エンジニアであった。そう、後にサン・レコードを設立する男だ。
当時のフィリップスは、自前のスタジオで黒人ブルースマンの録音をおこない、ビハリ兄弟にリースする仕事をしていた。それらのレコードは、モダン/RPMでレコード化され、ハウリン・ウルフ、B.B.キング、ボビー・ブランドといった多くのスターを育て上げていたのだった。
フィリップスのスタジオでの最初の録音は、51年1月に録音された「Walter's Instrumental」であるが、これはモダンへの売り込みのためのデモ録音であった。
このデモ録音は、無事にビハリ兄弟の目にとまることになり、翌月の2月には、ビリー・ラブ、ウイリー・ニックスらを従えて、「木綿のパッチは暖かい」以下6曲を録音した。いかにもメンフィスらしい、荒々しくドタバタな演奏ではあるが、南部クラシックの「Little Boy Blue」を始め、これぞホートンといえる、七色の音色と多彩なテクニックのハーププレイを聴くことができる。
 なお、この時に彼はMumblesを名乗ったが、Mumbleとは「もごもご食べる」「もごもごしゃべる」という意味だ。これは彼のハープ・プレイを聴いていただけば一発で分かるであろう。ハンドビブラートを効果的に多用した奏法は、見事に「もごもご」と聞こえる。数あるブルースマンのあだ名の中でも、10本の指に入るヒットであると思う。

Memphis Recordings 1951
(P-VINE PCD-3008)

同年6月には早くも、二回目のセッションが行われ、4曲が録音されたが、そこには、後年西海岸に移り、天才ジャズ・ピアニストと名を馳せたフィニアス・ニューボーンと、弟のギタリストカルヴィン・ニューボーンが参加していた。一見異色の組み合わせだが、フィニアスは、B.B.キングの初レコーディングにも、親父のフィニアス・シニアと共に参加しており、まだティーンネイジャーだったフィニアスの才能を見いだしたフィリップスが、好んで起用していたと思われる。

上記2回のモダン/RPM向けのセッションでは、10曲録音して、2枚のレコードしか発売されなかった。
ところが、1999年3月に発売された、P-VINEのモダン/ケント・ブルース・トレジャーズ・シリーズの中の1枚「Juke Joint Blues」(PCD-3058)に、ホートンと思われる未発表曲が収録され、ファンを驚かせた。しかし、結論から言わせていただくと、私にはどうもホートンに似た他人のプレイとしか思えない。同時期の上記セッションと比べてみても、あまりにも芸がなさすぎるように思うのだが如何だろうか。

さてこの頃フィリップスは、南部一帯をまわってタレントスカウトとプロモーションを行っていたチェス兄弟と出会うことになる。そして、その後チェスに対してもリース契約をおこない、その事が有名なハウリン・ウルフ争奪事件へと発展していくのである。
ホートンも、52年9月と12月に、チェス向けのレコーディングをおこない、4曲を録音するが、レコード番号は付けられたものの結局発売されることはなかった。サウンド自体に大きな変化はないが、「West Winds Are Blowing」では、始めてアンプリファイド・ハープが使われ(彼自身は40年頃からアンプリファイド・ハープを使用していると言っている)、ジョー・ヒル・ルイスとのコンビネーションも抜群である。
ところで、このセッションの最初に録音された曲のタイトルが「Little Walter's Boogie 」となっている。「なぜ?」と思われた方もいるかと思うが、元々Little Walterとは、ホートンが名乗っていた名前なのである。ホートンに多くのことを学んだと思われる、ウォルター・ジェイコブス少年は、さっさとシカゴに出てきてしまい、ちゃっかりLittle Walterという名前を名乗ってしまったのだ。それを知ったホートンは、「それじゃBig Walterにしてしまえ」と名前を変えてしまった。執着心が無いというのか、彼の単独録音数が少ない原因には、こんな彼の性格が影響しているのかも知れない。

The Be Bop Boy
(Bear Family BCD 15524)

モダン/RPMやチェスへのリースを通じて地歩を固めたフィリップスは、53年についに自分のレーベルであるサン・レコードをスタートさせることになる。
ホートンは、53年2月にジミー・デ・ベリーと共に、スタジオに入り、アイボリー・ジョー・ハンターの「I Almost Lost My Mind」を模したインストを録音した。これが、サンのコンピレーションには必ずと言っていいほど収録される、不朽の名作「Easy」である。
それにしても、この曲のインパクトは強力だ。ジミーのウォーキングベースに、実に繊細なヴィブラートを効かせたハープが乗っかってくる。それが次第に盛り上がりを見せ、トレモロを効かせた圧倒的な風圧で、聴く者を吹き飛ばすかのような展開をしていく。何度聴いてもため息が出てしまう名演。残念ながら、サンでのレコードはこれ一曲のみだが、それを補っても有り余る一曲といえよう。
続く5月には、パット・ヘア、ジョー・ヒル・ルイスらを伴って、なんとリトル・ウォルターの「Off The Wall」を録音。本家の録音は同年1月のことだったが、なぜホートンがこの曲を録音したのかは不明である。それにしても、シカゴとメンフィスのサウンドの違いがあからさまに出て面白い。

Sun Records Harmonica Classics
(ROUNDER CD-SS-29)

話が前後するが、シカゴとメンフィスを頻繁に行き来をしていたホートンは、53年1月にジョニー・シャインズのJ.O.B.セッションのためにスタジオ入りし、冒頭に書いた「Evening Sun (Shuffle)」他を録音している。さらに、同じ月にマディのレコーディングに参加。53年は、計4回マディのセッションに参加し、ホートンが大きくフューチャーされた年でもあった。
同年12月にはタンパ・レッドのレコーディングに付き合い、2曲でハープを吹いている(「Tampa Red Vol.15」(Document DOCD-5215)に収録。シカゴ・ブルースの隠れ名盤)。

そして、1954年。ついにシカゴでの彼の自己名義録音が実現する。ステイツに録音した「Hard Hearted Woman /Back Home To Mama」がそれだ。1stポジションを使用した、豪快かつ繊細なホートンのハープと、サックスが絡み合うシカゴ・ブルース・クラシックの傑作だ。長い間LPでしか聴けなかったが、2000年10月になってやっとCD化され簡単に聴けるようになった。ちなみに一緒に収録されているトミー・ブラウンのバックでも、ホートンは大活躍をしている。まさに必聴の一枚である。

Harmonica Blues King
(DELMARK 712 / P-VINE 5607)

その後、様々なブルースマンのサイドマンとして大活躍したホートンだが、自己名義録音は56年まで持ち越される。それが大傑作である「Have A Good Time /Need My Baby」である。コブラの3枚目のレコードとして発売されたのは、プロデューサーのウイリー・ディクソンが、いかに彼を高く評価していたかの証拠でもある。ちなみにコブラの最初のレコードは、オーティス・ラッシュの「I Can't Quit You Baby」であるが、そこにもホートンは参加している。
ホートンのハープに、後にデューク・エリントン楽団に参加する、ハロルド・アシュビーのサックスが絡みついてくるモダンな作りが非常に興味深い。曲調も完全にR&B風で、いかにも新しい時代を感じさせる。
ディクソンとホートンとの結びつきはその後も続き、ラッシュのセッションを始め、USAでのジェシー・フォーチュンなど、ディクソンのプロデュースした作品の多くに参加している。
余談になるが、コブラの兄弟レーベルであるアブコで録音された、Arbee Stidhamの「When I Find My Baby」ではサニー・ボーイ・ウイリアムソンとホートンのツイン・ハープが聴ける。コブラの全作品は、「Chicago Blues Harp Blowers! 」(P-VINE PCD-24075)で聴けるので是非どうぞ。

Chicago Blues Harp Blowers!
(P-VINE PCD-24075)

しかし、彼の表舞台での活躍もここまで、という感は否めない。
皮肉にも、彼に録音の機会を与えたコブラ・レーベルの出現が、ダウンホーム・ブルースの息の根を止め、同時にハーピストの活動の場を奪う結果に繋がった。
次の自己名義録音は、なんと8年も後の64年のこと。まず1月にアルゴ/チェスに10曲を録音。アルバム「Soul of Blues Harmonica」として発売された。バディ・ガイが好サポートを見せるが全体的に覇気がない。

The Soul Of Blues Harmonica
(MCA MVCM-22088)

同じ64年録音なら、LP「Blues Southside Chicago」やCD「I BluesKvarter」の演奏の方が彼の魅力の一端に触れることが出来る。特に後者は、以前レッド・ライトニンからブートレグとして発売されていたものを正規盤として発売したもので、音質が格段と良くなっている。また、前者はシカゴ・ブルースの隠れ名盤として昔から有名であり、早期のCD化が求められている。

64年以降のホートンは、ヨーロッパに渡りライブ録音や吹き語りを録音。TV出演も果たし、冒頭のビデオで貴重な彼の勇姿を残している。その他にも、一連のテスタメント録音や、65年の「Chicago Blues Today」、ロンドン録音の「Southern Comfort」(Sire 97011)、ジョニー・ヤングのアーフーリー盤への参加、そして、フリードウッド・マックとのセッションやジョニー・ウインターのアルバムへの参加などをこなしていた。
 
空白の期間を、シカゴ・オールスターズやキャリー・ベルと共に過ごしていたホートンが、本格的に活動を再開したのは72年のことであった。実力はあるが、録音の機会に恵まれないブルースマン達のレコードを作るという目的で設立された、アリゲーターの第二弾アーティストとして白羽の矢が立ったのである。
ホートンの流れを受け継ぎ、良き理解者であるキャリー・ベルがプロデュースとセカンド・ハープで参加した佳作である。緊張度ではヴィンテージ録音にはかなわないが、ホートンのハープは健在であり、エディ・テイラーらの好サポートもあり、充分楽しむことが出来る。

Big Walter Horton with Carey Bell
(Alligator ALCD 4702)

その後は、自己名義としてはロンドンから1枚、ブラインド・ピッグから2枚のスタジオ録音。JSPとレッド・ライトニン、スクールキッズ、パシフィック・ブルースからライブ盤が発売されたが、おおむね好調。

Fine Cuts
(Blind Pig BP 70678)

また、73年に、旧友ジミー・デベリーと共に録音した「Jimmy De Berry & Walter Horton / Back」(Cross Cut Records CCR 1021/22)もほのぼのして良いLPであった。
さらに80年の、映画「ブルース・ブラザース」への参加は、多くのファンを驚かせた。当時は動くホートンの映像はこれしかなかったはずで、ビデオを何回も巻き戻し、食い入るように見つめていたものだ。
なお、同映画のディレクターズ・カット盤には、演奏風景が完全収録されており、ホートンのアップもバッチリ写っている。

そんなトピックスがあったホートンだが、81年12月8日に64年の生涯を閉じてしまう。
理解ある白人プレイヤー達のサポートを受けて、いくつかのアルバム制作や、ツアーをこなしていながら、最後までマックスウェル・ストリートの片隅で演奏を続けていたという。
彼のハーモニカのスタイルは、キャリー・ベル〜ビリー・ブランチへと受け継がれ、今でも多くのハーピストに影響を与え続けている。あの、シュガー・ブルーでさえ、影響を受けたハーピストの筆頭にホートンの名前を挙げているほどだ。
病気がちであったこと、大酒飲みで好不調の波が大きかったこと、フラフラ動き回り捕まえることが難しかったことなどのために、ビッグ・ネームには成り得なかった彼だが、今日では比較的まとまってCD化されている。
是非とも、ハーピストのみならず、多くのブルースファンに聞いていただきたい素晴らしいブルースマンなのである。

LPs

Cotton Crop Blues
(P-VINE PLP-310)

The Deep Blues Harmonica Of
(JSP 1071)

Jimmy DeBerry & Walter Horton/Back
(Crosscut Records CCR 1021)

Other CDs

Live At El Mo-cambo
(Red Lightnin RLCD 0088)

Well All Right-Ann Arbor Blues Festival 1973
(Schoolkids SKR 2104-2)

Walter "Shaky" Horton-Live
(Pacific Blues CD9801)


Big Walter Horton Discography

hca with poss Billy Love, p ; Joe Willie Wilkins, g ; unk d. Memphis, Jan 1951
1. Walter's Instrumental (A)(B)

Mumbles
V(except-1)/hca with poss Billy Love, p-2 ; unk, g ; Willie Nix, d. Memphis, Feb 1951
2. Cotton Patch Hotfoot -1 (C)(D)
3. What's The Matter With You (take 1) (C)(D)
4. What's The Matter With You (take 2) (C)(D)
5. Little Boy Blue (take 1)-2 (C)(D)
6. Little Boy Blue (take 2)-2 Modern 20-809 (C)(D)
7. Blues In The Morning (C)(D)
8. Now Tell Me Baby (take1)-2 (C)(D)
9. Now Tell Me Baby (take2)-2 Modern 20-809 (C)(D)
10. I'm In Love With You Baby (Walter's Blues) (take 1)-2 (C)(D)
11. I'm In Love With You Baby (Walter's Blues) (take 1)-2 (C)(D)

V/hca with Phineas Newborn, p ; Calvin Newborn, g ; unk d. Memphis, Jun 1951
12. Black Gal RPM 338 (C)(D)
13. Hard Hearted Woman (C)(D)
14. Jumpin' Blues RPM 338 (C)(D)
15. Go Long Woman (C)(D)

V-1/hca with Jack Kelly, p ; Joe Hill Louis, g ; Willie Nix, d. Memphis, 15 Sep 1952
16. Little Walter's Boogie (take1) Ch 1529 (B)(J)
17. Little Walter's Boogie (take2) (B)
18. West Winds Are Blowing (take1)-1 (B)
19. West Winds Are Blowing (take2)-1 Ch 1529 (E)(J)

hca with Joe Hill Louis, hca/d ;Albert Williams, p. Memphis, 8 Des 1952
20. In The Mood (B)(E)
21. We All Got To Go (Sometime) (take1)
22. We All Got To Go (Sometime) (take2) (B)
23. We All Got To Go (Sometime) (take3)

Jimmy & Walter
hca with Jimmy DeBerry, g ; Houston Stokes, d. Memphis, 25 Feb 1953
24.Easy Sun 180 (A)(E)

hca with Albert Williams, p ; Pat Hare, g ; Joe Hill Louis, d. Memphis, 28 May 1953
25. (Talkin')Off The Wall (A)

Big Walter & His Combo
V/hca with Red Holloway, John Cameron, ts ; Lafayette Leake, p ; Lee Cooper, g ; Willie Dixon, b ; Fred Below, d. Chicago, 1 Nov 1954
26. Hard Hearted Woman States 145 (F)(G)(Q)
27. Back Home To Mama State 145 (F)(G)(Q)

Shakey Horton
V/hca with Harold Ashby, ts ; Lafayette Leake, p ; Otis Rush, g ; Willie Dixon, b ; Al Duncan, d. Chicago, 1956
28. Have A Good Time Cobra 5002 (C)(H)(R)
29. Need My Baby (C)(I) (R)
30. Need My Baby Cobra 5002 (C)(H)(R)

V-1/hca with Bobby Buster, org ; Buddy Guy, g ; Jack Meyers, b ; Willie Smith, d ; Willie Dixon, v-2. Chicago, 13 Jan 1964
31. Good Moanin' Blues-2 (J)
32. Gonna Bring It On Home-2 (J)
33. Groove Walk (J)
34. La Cucuracha (J)
35. John Henry (J)

Chicago, 24 Jan 1964
36. Hard Hearted Woman-1 (J)
37. Wee Baby Blues-1 (J)
38. It's Alright (J)
39. Wrinkles (J)
40. Friday Night Stomp (J)

Walter Horton
V-1/hca with Robert Night Hawk, g. Chicago, 23 May 1964
41. Let's Have A Good Time-1 (K)
42. Mean Mistreater-1 (K)
43. I'm In The Mood-1 (K)
44. Louise, Louise-1 (K)
45. You Don't Mistreat Me-1 (K)
46. Trouble In Mind (K)

Shakey Horton
V/hca with Henry Gray, p ; Mighty Joe Young, Andrew Stephenson, g ; Willie Dixon, b ; Clifton James, d. Chicago, 1964
47. Can't Help Myself (L)
48. I Need My Baby Blues (M)
49. Have A Good Time (M)
50. Shakey Boogie Python LP10
51. I'd Be The Same Way If I Could Python LP10

V/hca with Jimmy Walker, p ; Johnny Young, g. Chicago, 1965
52. Everybody's Fishing (N)
53. Hard Hearted Woman (N)

V/hca with Buddy Guy, g ; Jimmy Lee Robinson, b ; Fred Below, d. Hamburg, 7 Oct 1965
54. Christine (O)

hca with Charlie Musselwhite, hca ; Johnny Shines, g ; Floyd Jones, b ; Frank Kirkland, d. Chicago, Dec 1965
55. Rockin' My Boogie (P)

(A) Cotton Crop Blues (P-VINE PLP-310) 【LP】
(B) The Be Bop Boy (Bear Family BCD 15524)
(C) Memphis Recordings 1951 (P-VINE PCD-3008)
(D) Mouth Harp Maestro (Ace CD-252)
(E) Sun Records Harmonica Classics (Rounder CD-SS-29)
(F) Harmonica Blues King (P-VINE PLP-371/Pearl PL-12) 【LP】
(G) Chicago Blues Masters (Laserlight 17043)
(H) Chicago Blues Harmonicas (Paula PCD-18)
(I) King Cobras (Flyright FLY 567) 【LP】
(J) Soul of Blues Harmonica (MCA MVCM-22088)
(K) I BluesKvarter (Jefferson Records SBACD 12653/4) 【apple Jamで好評発売中。(メールでのお問い合わせ
(L) Blues Southside Chicago (Decca LP 4748/Flyright LP 521) 【LP】
(M) Chicago Anthology (Sunnyland-101) 【LP】
(N) Modern Chicago Blues (TESTAMENT TCD-5008)
(O) American Falk Blues Festivals 1963-1966 (P-VINE PCD 2192/3)
(P) Chicago Blues Today (Vanguard VMD 79218)
(Q) Harmonica Blues King (DELMARK 712 / P-VINE 5607)
(R) Chicago Blues Harp Blowers! (P-VINE PCD-24075)

70年以降録音で、入手可能なCD一覧。
「Big Walter Horton with Carey Bell」(Alligator ALCD 4702)
「Well All Right-Ann Arbor Blues Festival 1973」(Schoolkids SKR 2104-2)
「Live At El Mo-cambo」(Red Lightnin RLCD 0088)
「They Call Me Big Walter with Hot Cottage」(Blues Alliance 13005)
「Fine Cuts」((Blind Pig BP-70678)
「Little Boy Blue」(JSP CD 208)
「Can't Keep Lovin' You」(Blind Pig BP-71484)
「Walter "Shaky" Horton-Live」(Pacific Blues CD9801)


「Harmonica Genius」(Black Magic PD 9010)


Black Magicから発売されていたピクチャー・レコード。
内容は、Blind Pigの「Can't Keep Lovin' You」にジョニー・シャインズ参加の未発表2曲を加えたもの。

(1999年10月12日記)
(2000年10月18日改訂)
(2000年11月3日改訂)
(2002年6月1日改訂)


[ Home ] [ Sweet Home Chicago ]

Copyright(C) 1999-2002 by Hiroshi Takahashi