2011年5月22日(日曜日) ドラム、ベースのリズム隊にギター二人、ハーモニカにオレとコーラスが二人、管楽器四人。そして聞いたこともない名前のおっさん歌手の大所帯で、 週末をウイスコンシン州まで出張してきた。 無名のおっさんは相当なお金持ちらしく、会場の規模からは考えられないメンバーをポケット・マネーで雇っている。元マイルス・デイビスの誰それ、 元ココ・テイラーの某、現ジェームス・コットンのあいつ、オーティス・クレイなどの日本ツアーで有名なシカゴ・ホーンズなど。 身分不相応なバックに負けまいと、白人のおっさんは相当頑張ったらしい。だから今朝、宿舎で見たおっさんは、まだ放心状態だった。Tシャツに白い ブリーフ姿でベッドの縁に腰を掛け、突き出た腹の脇にだらりと置かれた手には、何故か水鉄砲のようなものを持っている。若い子にいたずらしようとして逃げられ、今にも警察が踏み込んでくるかのような絶望感が漂っていた。 夜、おっさんから日本語のメールが届いていた。「私と遊んでくれてありがとう」。機械の翻訳は、「演奏」も「遊び」も"Play"になる。 SOBが今年のブルフェス、三日間の大トリを受け持つ。フェスの宣伝にWGN局で演奏したが、土曜日に放映されたらしい。同じ局であった前回の収 録時、オレは一カット(2秒)しかなかった。端に居るしアジア人だからと、カメラマンに愚痴ったのが功を奏したのかもしれない。今回は公平なカメラ割りに思えた。 いつまで観られるか分からないが、放映された一部のリンク
|